首都圏のマンションを中心に人気の設備として導入されているディスポーザー。
2020年の時点で(公社)日本下水道協会の製品認証を取得しているのは6メーカー(テラル、リクシル、安永クリーンテック、パナソニック、マックス、フロム工業)となります。
今回は6メーカーの中から、洗えるディスポーザーのマックス製ディスポーザーに注目していきたいと思います。
2016年にGD-B181MからGD-B182Mにモデルチェンジを行っています。
本記事では旧型GD-B181M(以下B181M)と新型GD-B182M(以下B182M)について比較検証していきますので、マックス製をご検討(特に現在GD-B181Mをご使用)の方は是非とも参考にしていただけると幸いです。
※製品認証品(6メーカー)の比較が知りたい方はこちらのサイトをご参照ください。
【追記:2021年4月29日】
交換用としては今でも旧型GD-B181Mが推奨されているみたいです。新型GB-B182Mは破砕性能があまりよくないのかもしれないですね。
マックス製ディスポーザーの特徴
はじめにマックス製ディスポーザーの特徴について説明したいと思います。
特徴①破砕部丸洗い構造
一般的なディスポーザーの破砕方式は、ハンマーミル方式が主流となっていますが、マックス製は独自のブレードミル方式を採用しています。これにより破砕部を取り外して丸洗いすることが可能となっています。
・一般的なディスポーザーの場合
・マックス製ディスポーザーの場合
【Memo】
マックス製(ブレードミル方式)は破砕部を丸洗いすることに重点をおいているので、破砕することはあまり得意ではありません。
特徴②大きな投入口径
国内の一般的なディスポーザーの投入口径は約10cmが主流となっていますが、
マックス製は14.5cmと超ワイドサイズ
生ごみを投入しやすく、お手入れもしやすくなっています。
新旧モデルを比較
旧型B181Mと新型B182Mを比較していきます。左側が旧型B181M、右側が新型B182Mとなります。
仕様表
仕様表ベースで比較すると
■B182Mになって良くなった点
- 安全機能が増
- 消費電力が減(108W→42W)⇒省エネ
- 製品重量が減(8.0kg→4.3kg)⇒シンクへの負担減、施工者に優しい
■B182Mになって悪くなった点
- 破砕室容量減(生ごみ300g→250g)⇒一回に処理できる量が減
設置した状態
右の新型B182Mの方がスタイリッシュなデザイン。
フタをセットした状態
右の新型B182Mの方がシンプル且つデザイン性向上。
フタを外した状態
右の新型B182Mの方がゴツゴツしてなくて清潔感もある。
破砕部を取り外した状態
右の新型B182Mの方が清潔感がある。
困った時は、白色=清潔感があると言っておけば何とかなりそうだね。
新型GD-B182Mになり改良された点
ユーザー目線で改良された点を私なりにまとめてみました。
改良①フタスイッチに受け皿機能が追加
新型B182Mはフタスイッチが分解できる構造となっています。分解した下側は運転しない時の受け皿(異物誤投入防止)として使用できます。
投入口径が14.5cmと大きなデメリットとして、コップやスプーンなどの異物も破砕室内に落とし込みやすくなります。受け皿はユーザーにとって嬉しい機能となるのではないでしょうか。
改良②破砕部の清掃性が向上
破砕部の構造がシンプルになりお手入れがしやすくなっています。最初の2枚が旧型B181Mの写真ですが、見るからに刃と刃の間などお手入れが大変そうです。
改良③破砕部の軽量化
破砕部の重量が1.3kg→0.4kgに大幅に軽量化されています。破砕部が重いとお手入れする際にも結構な負担となりますが0.4kgぐらいなら頑張れそうですね。
0.4kgなら腱鞘炎の私でも頑張れそうだわ。
参考動画
参考になりそうなYouTubeの動画を紹介します。
・新型B182M(野菜くずを処理)
・旧型B181M(スイカの皮を処理)
さいごに
いかがだったでしょうか?洗えるディスポーザーの肝である破砕部が、洗いやすいシンプルな構造になり且つ軽量化されていますね。
私見ですが、破砕性能については部品の構造上、旧型のGD-B181Mの方が優れているように感じます。
マックス製(ブレードミル方式)は破砕することに関しては元々得意ではなく、破砕部を丸洗いできるということをコンセプトとしている製品となります。洗うという点では改良されてよくなっていますね!!
※本記事についてご不明な点がございましたら、mr_blperson@yahoo.co.jpまでご連絡ください。